




正式名は「肩関節周囲炎」といい、四・五十代の方に多いのでこう呼ばれています。
重たいものを持ったりした時のみならず、服を着がえようとした時や体操をしようと腕をひろげた時といった ほんの少しの動作でも、周囲の軟部組織(筋肉や腱、鍵板など )を痛め、ある角度から痛みで腕が上がらなくなってしまう状態です。
人により損傷部位は様々ですが
1. もともとの人間の解剖学的特徴として、肩関節前面の腱の構造が摩耗しやすいこと(機械が使っていくうちに摩擦で擦り減るようなイメージです )
2. 姿勢を支える筋力の低下や骨格のゆがみにより、肩甲骨の動きが悪くなっていること
本来、手や腕を使う時は肩甲骨や鎖骨など複数の関節が連動して働きますが、特に肩甲骨がスムーズに動かないと、肩の前や横の筋肉や靭帯でそれを補おうとするため、負担が何倍にもなります。
昔、スポーツなどで痛めたご経験などもなくある日突然痛みが出た場合は、この二つが主たる原因です。
治療は、手技・電気・超音波・鍼などを組み合わせて行いますが、鍼が高い効果を発揮いたします。
※気をつけていただきたいのが、皆さん痛い中無理に動かして自己流の筋トレをして悪化させているケースが結構多いことです。
「『痛いからといって動かさないと、固まって余計痛くなる』とよく聞くので…」
と、真逆のことをされていたりします。
痛めた直後はまず安静第一です。動かさないといけないのは炎症の起きている急性期を過ぎてからです。そして痛めている部分に力を入れないで可動域を広げるような体操が必要となります。
再発防止も含めてしっかり指導させていただきます。
※夜も眠れないほどの激痛が続くときは「石灰沈着」といって、レントゲンを撮ってもらうとカルシウムの塊が関節周囲に白く映ることがあります。
この場合そちらの治療が必要になりますので、整形外科を受診されることをお勧めします。